医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。
ムダ毛は「処理」しなくても、「脱色」すれば目立ちにくくすることも可能です。比較的安価に「脱色クリーム」が手に入るため、一度は脱色を考えた女性も多いかもしれませんよね。では、「脱色」という選択は果たしてムダ毛を隠すという意味で割に合う手段なのでしょうか。当院としましては、「ムダ毛の脱色は止めた方が良い!」という立場を取らせていただいております。なぜムダ毛の脱色がダメなのか?この点について解説いたします。
ムダ毛の脱色を止めた方が良い3つの理由
体毛の脱色を止めておいた方が良い理由を3点ご紹介いたします。「脱色クリーム」が安価だという理由だけで手にしてしまうと、思わぬ結果に陥ることもありますので、ぜひ慎重にご判断ください。
お肌に良くない
私たちのムダ毛の成分は、90%が「硬ケラチン」と言う脂質の少ないタンパク質でできています。一方、皮膚に関しては、脂質の多い「軟ケラチン」と呼ばれるたんぱく質でできているため、少し構造が異なっています。 脱色クリームは、このような「硬ケラチン」にうまく作用するように作られていますので、皮膚を溶かしてしまうような副作用までは生じません。とは言え、「お肌に良いものか?」と問われれば「良いとは言えないもの」と答えざるを得ないのが実情です。 医薬部外品として販売されているものですので、通常使用の範囲であれば重篤な肌トラブルを心配する必要はないのですが、敏感肌など、肌が弱い患者さまの場合には、通常使用の範囲でも「軽いただれ」や「炎症」を引き起こすことがあります。このため、使用する場合には適切なパッチテスト(皮膚アレルギー試験)の元、慎重なアプローチを試みなければなりません。
顔や首、VIOなどには使用できない
自分がストレスや緊張に直面していると感じた際は、大きく深呼吸をして「交感神経の高ぶり」を意識的に和らげるようにすると良いでしょう。呼吸のスピードだけは、唯一自律神経の影響を自分で調整することができるものです。このため、「深呼吸を意識的に行なうこと」はストレスの多い現代社会において非常に有効だと言われています。
また、言うまでもなく「脱毛施術でワキ汗が増える」という思い込みを解消していただくことも大切です。自分なりのワキ汗対策を見つけることも安心材料に繋がりますので、次にワキ汗対策のヒントになる「ツボの刺激」についてご紹介いたします。
脱色し続けなければならなくなる
脱色して一時的にムダ毛が目立たなくなっても、脱色できているのは毛全体で捉えた場合、毛先のほんの一部分にすぎません。時間経過と共に毛穴の中に隠れていた元の黒いムダ毛は直ぐに皮膚の外に現れてきますので、都度脱色作業を繰り返さなければならなくなってしまいます。
「プリン髪」の体毛版はとてつもなく恥ずかしい…
髪の毛を脱色した際に一定期間経過すると、俗に「プリン髪」と言われる状態になります。髪の毛の場合には頭の丸い形の中でのみ起こることや、見慣れているという側面もあり、世間的にはある程度許容されるものとなっています。 では、体毛でこの色味の違い(グラデーション)を出してしまうと、どうなるでしょうか…。普通に考えれば、ただムダ毛が処理できていない状態よりもかえって汚らしく映り、白い目で見られるかもしれませんよね(汗)。 このようなことで、色の違いが出てきたと感じた時には、間髪入れずに再脱色が必要になります。元々お肌にあまり良くない脱色ですので、一度始めてしまうと頻繁に繰り返すことになってしまい、お肌の状態が理想的なものからどんどんと離れていってしまいます。このようなことで、やはり効果よりもデメリットの方が多いと考えざるを得ません。
目立たなくしているに過ぎず、手触り感は何も変わらない
どれだけキレイに脱色できても、脱色行為では無駄毛そのものをお肌の上から除去できるわけではありません。周りから見た場合のムダ毛の視認性は落ちますが(一見バレにくくなりますが)、手触り感に関しては何も変わっていないというのが現実です。
このため、「ツルスベお肌」のような理想的な状態とは異なり、異性が触れたくなるような瑞々しさを演出することはできません。少し遠巻きでの「目立ちにくさ」に過ぎず、近づくとわかってしまうため、女子力にどれだけ貢献できているのかに疑問符が付いてしまいます。
光の加減で余計に目立つことも…
脱色によってムダ毛が目立ちにくくなった場合でも、光加減によってはかえって皮膚表面のキラキラした体毛を目立たせてしまうことがあります。金色に近づけば必ずしも見えないというわけではなく、日本人には不自然な色味のムダ毛がかえって際立ってしまうこともあるのです。
身近な友人には「あ、脱色したんだな…」と思われるリスクが常にあるため、果たしてその効果で快適なのかをもう一度よく考えてみた方が良いでしょう。
ツルスベが理想形♪ 叶えたいなら医療脱毛で!
ワキ汗対策グッズについては、「制汗剤」や「デオドラントスプレー」、「ワキ汗パット」などが広く普及していますので、ここではワキ汗を抑えるツボについてご紹介いたします。
「ムダ毛の脱色」や「除毛クリーム」などの自己処理は、安価に処理できるというメリットがある一方、一過性という宿命により細かく手間と費用負担が生じます。また既にご紹介したように一定程度の肌負担が伴います。 エステサロンの「光脱毛施術」においても、リーズナブルという割に脱毛効果が限られているため、いつまでも施術を続けなければなりません。
また、何回施術を受けても満足いく結果が定着することはないため、「何のための費用なのか?」という点に不信感が募りがちです。 「ツルスベの理想的なお肌」をお求めになっておられる場合は、当初から「医療脱毛(レーザー脱毛施術)」を念頭に脱毛計画をお立ていただくことをオススメします。
当院ではいつでも「無料カウンセリング」にてご相談をお受けしておりますので、ご興味をお持ちの患者さまはどうぞお気軽にご予約をお取りください。皆さまのお越しをお待ちしております。