ジュエルクリニック恵比寿

医療脱毛って、結局何回受ければいいの?

医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。

医療脱毛

医療脱毛をお受けいただく方のほぼ全ての方が、持続的に毛が生えてこない状態をお求めになっておられます。「具体的に何回くらい受ければ良いのですか?」というご質問は、脱毛施術をお始めになる患者さまからよくお寄せいただくものです。

今回はこのような質問に対して、毛周期(もうしゅうき)というメカニズムを参考に理論的に回答させていただきたいと思います。

同部位に対する医療脱毛の施術は、回数として5~6回が目安

個人差があり部位や毛量によっても異なります

当院では、一般的に2・3ヶ月毎のスパンで5~6回程度の施術を受けていただき、自己処理をしなくても気にならないレベルを目指していただいております。

これは、毛が作られるヘアサイクル(毛周期)との関係性の中で導かれる平均的な数値です。 人によっても部位によっても毛の生えかわるタイミングや周期は異なりますので、一概に「どれだけの期間に何回施術を受ければ毛が生えてこなくなる」とは言えません。

また、厳密に言うと高出力のレーザー照射であっても、毛根内部の毛乳頭を完全に破壊しきれないこともあります。さらには、施術とは別の要素として、お肌の内部に新たな毛包が生成されていく可能性もあるため、施術後に100%毛が生えてこない状態が完成するわけでもございません。

それでも当院で実施している医療レーザー脱毛には、毛根奥の毛乳頭を破壊できる力が備わっていますので、一定期間を空けて複数回同部位にレーザー照射を施していただくと、そこから再び毛が生えてくる可能性を効果的に低減させられます。これにより、現実的にお手入れの必要を感じないレベルへと導くことができます。

このようなことで、当院では同部位へのレーザー照射を2・3ヶ月毎のスパンで5~6回程度行なっていただくことをオススメしております。部位によって生え変わりのサイクルが異なるため、お手入れ不要になるまでの期間は異なってきます。

部位によって異なる毛周期(もうしゅうき)とは?

3つの連続的ステージで構成される毛の生え変わるサイクル

お肌から毛が生えてこない状態をご希望されている場合、毛周期(ヘアサイクル)について正しい知識をお持ちください。毛一本一本には、それぞれ毛の発生から成長、そして抜け落ちるという過程があります。生えてきた毛は、自分が一生を終えるまでそこにあるわけではなく、常に「生えては抜けて…」を繰り返しています。

毛周期

それぞれの期間(ステージ)について少し詳しく見てみましょう。

成長期

毛が作られてすくすくと成長していく時期です。毛母細胞が活発になるため、このタイミングでレーザー照射を行なえば、毛乳頭に効果的に熱を伝えられ毛根組織の破壊が期待できます。

退行期

毛根奥の毛乳頭を取り囲む毛母細胞の分裂が衰え、毛の成長が止まる時期です。毛が毛乳頭から離れていき、抜け落ちるための準備段階に入ります。毛母細胞の働きが鈍くなっているため、レーザー照射をしても効果的に毛根組織を破壊できません。

休止期

毛が毛乳頭から完全に離れ、毛が抜け落ちる時期です。毛を生成する組織が冬眠しているような時期ですので、毛母細胞が働いておらず、レーザーを照射しても毛乳頭にほとんど影響を与えることはできません。

一般的に皮膚の表面に見えている毛は、成長期と退行期の一部の毛になりますので、その人が潜在的に備えている毛全体の20%程度に過ぎないと言われています。

このため、お手入れの必要を感じないような「毛がほとんど生えてこないお肌」を目指すのであれば、表面的に見えていない休止期や退行期にある毛根についても、再び成長期に入ったタイミング(毛母細胞が活発になっている時期)にレーザー照射をする必要があります。

複数回の施術が必要になるのは、このような毛周期という毛のメカニズムが背景にあるためです。

毛周期の各ステージは見極められるものなの?

毛周期の3つのステージの各期間の長さは、その毛が生えている部位や人種によっても異なり、また同じ日本人の中でも個人差があるものです。このため、成長期のみを捉えて成長期にある毛だけにレーザー照射をするというようなことは現実的に不可能です。

3種類のステージがあるとは言え、毛一本一本も「グループA=成長期」、「グループB=退行期」、「グループC=休止期」のように、3グループに分かれて3パターンの同じリズムで成長しているわけではありません。成長期の中にあってもその初期段階にある毛もあれば、成長期に該当しながらも、そろそろ成長が終わりかけている場合もあります。つまり、毛の本数分だけそれぞれのヘアサイクルがあるということになります。

このため、現実的な脱毛施術としては、2・3ヶ月程度のスパンでご来院いただき、該当部位のお肌全体に網羅的なレーザー照射をする方法が取られます。その時にどのステージにあるかに関わらず、複数回レーザー照射をすることにより、必ず成長期に当たるタイミングにレーザーを浸透させられるようにし、該当部位の毛根組織を漏らすことなく破壊できるようにするわけです。

部位成長期退行期+休止期施術回数
頭髪2年~6年程度3ヶ月~4ヶ月
顔・眉など1ヶ月程度1ヶ月程度6~9回程度
3ヶ月~4ヶ月3ヶ月~4ヶ月4~6回程度
ワキ3ヶ月~5ヶ月3ヶ月~5ヶ月4~6回程度
4ヶ月~5ヶ月4ヶ月~5ヶ月4~6回程度
Vライン1年~2年1年~1年半5~7回程度
Iライン / Oライン1年~2年1年~1年半6~10回程度

※あくまでも目安であり、個人差もあります。
※施術回数は、お手入れの必要を感じないレベルを目指すためのものです。ツルツルで1本の毛も生えてこない状態をイメージされている場合は、さらに複数回の施術追加が必要です。

頭髪を脱毛することはありませんので、頭髪の毛周期を意識していただく必要はございませんが、上記の表により各部位によって毛の生え変わるタイミングに大きな違いがあることがおわかりいただけると思います。

ここで意識していただきたいのは、アンダーヘアなどのデリケートゾーンの毛周期です。デリケートゾーンの毛周期は、頭髪に次いでヘアサイクルが遅いことで知られていますので、VIOゾーンの施術で1年以内にほとんど毛の生えてこない状態にまで持っていくのは、理論的にも困難だと言えます。

ジュエルクリニック恵比寿では、このような部位ごとの毛周期の違いや傾向を念頭に入れ、各患者さまのご希望に応じて適切な施術時期やタイミングをご提案させていただいております。詳しくは、カウンセリングの際に治療プランをご案内させていただきますので、ご希望をお伝えいただき、疑問点なども併せてご確認ください。

渋谷(恵比寿)周辺で「お手入れ不要のお肌」をお求めの方へ

ご説明させていただきましたとおり、ジュエルクリニック恵比寿では、一般的な目安として5~6回程度の施術で「ムダ毛のお手入れが必要のないお肌」を目指していただいております。

部位によっても異なりますが、平均的に2・3ヶ月に1度の脱毛施術を実施していただければ、概ね1年~1年半程度を経て該当部位の毛根組織のほとんどを機能停止に追い込んでいくことが期待できます。 渋谷周辺には多くのエステサロンで「脱毛お試し体験」のようなサービスが提供されていますが、これらは毛根組織を破壊できないレベルの「優しい光の照射」に過ぎません。

理論的に「生えてこない状態」を目指せないどころか、中途半端な施術によって硬毛化や増毛化のリスクもございます。 正確に毛根組織にダメージを与えられる医療脱毛をご選択いただき、ムダ毛のお手入れが必要のない状態へと着実にお進みください。

年間パスポートもご用意させていただいておりますので、エステ脱毛のような「終わりのない照射」ではなく、ゴールのある段階的な脱毛施術をご提供できます。 不安点や心配事など、トータルでサポートさせていただきますので、渋谷周辺にお住まいの方で効果のある脱毛をお求めの方は、ぜひお気軽にジュエルクリニック恵比寿へとお越しください。