ジュエルクリニック恵比寿

生活習慣でのホルモンバランスの乱れ 「ムダ毛の男性化」回避術

医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。

女性のムダ毛に関する「ムダ毛の男性化」についてご紹介します。多忙な環境のストレスによってホルモンバランスが乱れると、女性でも「男性ホルモン」が増えてしまい、ムダ毛が濃くなってしまう可能性があります。このような悪影響を抑えるためには、ストレスをうまく解消したり、食生活での栄養バランスを適切にコントロールすることが重要になってきます。無駄にムダ毛を増やしてしまわないよう、ぜひ当コラムをご一読ください。

「ストレスの多い生活」がムダ毛に与え得る影響…

女性の社会進出の影響もあり、以前よりも女性が担うべき役割が増していると言われています。単純に「会社の中で職責が増してきている」というだけでなく、限られた時間の中で「仕事」と「家事」と「育児」をうまく調整していくといったケースが増え、女性が「ストレス」を抱え込みやすくなっています。

ストレス過多は「ホルモンバランスの乱れ」へ

ストレスの増加は、「ホルモンバランスの乱れ」を引き起こす可能性があります。ホルモンバランスの乱れとは、女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」の分泌割合の乱れという意味に加え、女性の中にもある「男性ホルモン」の増加をも意味します。

男性ホルモンの増加によって、毛深くなるという影響も!?

元々、女性の男性ホルモン量は、男性と比較した場合に10分の1程度と言われており、男性ホルモンと女性ホルモンの比率で見ると、圧倒的に「女性ホルモン優位な状況」が維持されています。これによって肉体的にも精神的にも「女性らしさ」が保たれています。

ストレス過多な生活が続き、ホルモンバランスの乱れによって「男性ホルモン」の割合が増えてくると、「行動がアグレッシブになってくる」といった環境に適した反応が出やすくなる反面、「体毛が濃くなる」といったムダ毛の面での「男性化」も起こりやすくなっていきます。 このため、日常的にストレスを溜め込まない習慣作りは、ムダ毛を不用意に濃くしてしまわないことに繋がっていきます。

無駄にムダ毛を増やさないために知っておくべきこと

くくなります。また、普段の食生活の中で「栄養バランス」をしっかりとケアしていれば、ストレスを起因とした「ホルモンバランスの乱れ」も生じにくくなります。

このほか、恋愛における「トキメキ」や「ドキドキ」は女性ホルモンの分泌を刺激するとも言われており、これによって「男性ホルモンの影響」が抑えられるという捉え方もできます。このあたりの「生活習慣で役立つ知恵」をご紹介します。

自分なりのストレス解消法を見つけ出す

ストレスの解消の仕方は実に様々です。人によって好みや趣味が違うため一概に何をすればよいということはありませんが、生活の中で定期的に「自分だけの乱されない時間」を確保するようにしたいものです。 一例として、参考にできるストレス解消法をご紹介いたします。

言葉にして書くこと

イライラやストレスは自分で思っている以上に心に残っています。自分がそれに腹を立てていることを意識の上でわかっていても、それを落ち着いて文字に置き換えて書き出してみると、思いのほか事実関係がはっきりとし、何をどうしたいのかという自分の気持ちを冷静に把握できるようになります。

書くことでイライラの原因が解消されるとは限りませんが、ストレスを吐き出すという意味で一定の効果が期待できます。日常的にイライラすることが多い人はぜひ実践してみてください。

少し日常と違う世界に身を委ねる

可能であれば、旅行やお寺巡りなど、普段とは少し違った環境に身を置いてみると自分を内省しやすくなります。なかなか自分の置かれている環境を客観視できないのが人間ですので、少し引いてみるきっかけを小旅行などでお作りください。

運動を取り入れて身体を疲れさせる
心と身体は密接に繋がっています。適度な運動を取り入れて身体を疲弊させると、人は睡眠を取り回復を図ります。この「身体の疲弊→回復」への過程で、心もこの反応に引っ張られる形で一定程度の回復を見せます。

このため、わざと身体を疲れさせることは時に心の回復を狙う上で意外な効果を発揮します。心と身体の繋がり。これをしっかりと理解しているだけでも、ストレスをリセットしやすくなるはずです。

食生活で「大豆イソフラボン」をうまく活用する

「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンの「エストロゲン」と化学構造が近いとされ、エストロゲンの受容体を結合して様々な作用を発揮すると言われています。「男性ホルモンが増えてしまうとムダ毛が濃くなってしまう」といった可能性についてご紹介しましたが、「大豆イソフラボン」の摂取によって、女性ホルモンの働きを補完することができますので、「女性らしさ」がキープされやすくなります。また、「大豆イソフラボン」は骨粗しょう症を予防する効果もありますので、大豆等の加工食品に多く含まれる「イソフラボン」を少し意識して摂るようにすると良いでしょう。

イソフラボンの過剰摂取はNG!

イソフラボンを多く摂り過ぎた場合には、かえって女性ホルモンのバランスを乱す結果にもなり得ます。過剰摂取した場合については「発がんリスクが高まる」との報告もありますので、適度な量を理解しておく必要があります。

安全な摂取量は1日目安で70~75mg程度(豆腐1丁、納豆2パック程度)

食品安全委員会によると、一日の目安となる「大豆イソフラボン」の安全な摂取量は70~75mg程度とされます。これは、「豆腐」で1丁、「納豆」で2パック程度です。「豆乳」の場合であれば、2本弱ということになります。

食品大豆イソフラボン含有量
豆腐1丁(300g)約80mg
納豆1パック(45g)約36mg
豆乳1本(200ml)約41mg
みそ汁1杯(20ml)約6mg

普段「みそ汁」を飲むことを習慣にしている場合でも、みそ汁1杯(20ml)に含まれる大豆イソフラボンは約6mg程度に過ぎません。一般的には意識しなければ不足しがちなものですので、過剰摂取に注意しつつも少し意識して摂るようにしたいものです。各食品に含まれる大豆イソフラボンの量(目安)については、「フジッコ」さんのホームページがわかりやすくまとまっています。ぜひ参考にしてみてください。

恋の「胸キュン効果」で美しく

恋愛をしている時のトキメキやドキドキ感は、脳内でのドーパミンの分泌によってもたらされていると言われています。ドーパミンの分泌量が増えると交感神経が刺激され、女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌も刺激されます。 よく「女性は恋をすると美しくなる」と言われますが、このような作用は上記のように論理的に説明できるものです。

このため、ストレスの多い環境下でも「胸キュン効果」を活用すれば、「ホルモンバランスの乱れ」や「ムダ毛の男性化」を封じ込めることが期待できます。 「恋をしなければ女性は毛深くなる」というわけではありませんが、女性らしさを保つためにはやはりトキメキを忘れないことが大切です。なお、このような「胸キュン効果」はドラマなどに入り込むような「疑似恋愛」でも可能と言われています。このため、テレビ好きの女性であればトレンディードラマを追うという方法も一つの選択になります。

無理なダイエットは控えましょう

身体の機能を正常に保ったり、各種ホルモンの分泌量を適切に保つためには、「食生活での栄養バランス」が重要になってきます。減量目的でダイエットを繰り返していると、バランスよく栄養を取り込めなくなり、これが「ホルモンバランスの乱れ」→「ムダ毛の男性化」に繋がります。また、食べたいものを我慢することで「ストレス」が蓄積され、こちらからも「ホルモンバランスの乱れ」の要因を作ってしまいます。このように、無理なダイエットは2重で「ムダ毛の男性化」を促す可能性がありますので、ダイエットを試みる際は、「栄養バランスを乱さない無理のないもの」を心がけなければなりません。美しくなりたいはずの女性が、過剰にダイエットに取り組むことでストレスを溜め込み、いつの間にかムダ毛が増えていたといった結果に至っては身も蓋もありません。ダイエットをする際は「ホルモンバランスを乱し得ないかどうか」をしっかりと確認するようにしましょう。 なお、ダイエットというわけではありませんが、食生活で「GI値」の低い食品を摂取することの価値について以下のコラムで言及しています。ムダ毛を増やさないことにもつながりますので、ぜひご参考ください。

参照)GI値で考える食生活 太らない毛深くならない食事とは!?

医療脱毛で発毛機能を除去しておけばストレス社会も怖くない!

当コラムでは、ストレス社会がもたらす悪影響として、「男性ホルモンの増加」を発端とした「体毛の男性化の可能性(女性が毛深くなってしまう可能性)」について言及しました。また、その対策として「ストレス解消法」や「食生活からのケア」、「恋愛での胸キュン効果」などについてもご紹介しました。

それでも、やはり仕事をもってバリバリと働く女性の場合、なかなかこのような手段を活用できないケースもあります。日々仕事に追われて時間がなく、ただ家に帰って寝るだけといったケースも場合によってはあるはずです。 このような場合は、「医療脱毛(レーザー脱毛施術)」で毛が生える機能自体を根元から封じ込んでおく方法をオススメします。

レーザー脱毛施術では、毛を生やさないという選択が可能!

当コラムでご紹介した対策は、どちらかと言うと、抜本的な解決策ではなく、悪影響を受けにくくするという対処法です。「医療脱毛」のレーザー脱毛施術であれば、ムダ毛が生えてほしくない箇所の発毛組織を破壊することができますので、仮にストレス過多な環境で「男性ホルモン」が強く影響し始めても、毛深くなってしまうような反応は現れません。

医療脱毛には、このように発毛機能自体を抜本的に除去できるメカニズムがございますので、特にお仕事でお忙しい女性の場合は、少ない休日をうまく活用いただき医療脱毛をご検討いただきたいと考えております。

医療脱毛は忙しい女性を効率よく支援します♪

女性の社会進出という広がりは、女性が男性のようになることを目的として行なわれているわけではありません。女性は忙しく働く環境下でも、やはりしなやかで美しくありたいものです。当院が提供しています「医療脱毛」は、そのような忙しい女性をバックアップするのに最適なものです。ぜひ、お気軽に「無料カウンセリング」にお越しください。