医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。
アラフォー女性など、40代前後の大人女性の脱毛施術が今ブームになっています。どうしてイマドキ女子ではなく40代女性なのか、その背景事情について考え、40代女性が脱毛施術を始める際に注意しておきたい事柄についてまとめています。「自分もこの歳だけど受けてみようかな…」とお考えの女性はぜひご確認ください。
理由1.美容意識の高まり
40代の大人女性が脱毛施術を志すきっかけとなっているのは、社会全体の「美容意識の高まり」が強く影響していると思われます。 自分たちが青春を謳歌していた学生時代などとは異なり、近年はエステサロンや美容家電などが広く普及し、総じて日常風景の中に「美」への意識や関心が溢れています。
「インスタ映え」のような「美的センスの切り取り」が普段の生活の中に溶け込み、美しく見せること、実際に美しくあることへの評価がかつてと比べ何倍にもクローズアップされています。 このような「美容意識の高まり」がこれまで手が付けられなかった領域にまで伸びていき、「私も始めてみよう!」という気持ちを後押ししているのだろうと思います。
理由2.医療脱毛に手が届く時代になった
医療脱毛はかつて一部の芸能人や美容に特別な神経を注ぐ人たちだけの施術でした。これは、「費用面・施術時間・痛み」の全てにおいて乗り越えなければならない壁が大きく立ちはだかっていたためです。 ところが、絶縁針脱毛(ニードル脱毛)という施術から「レーザー脱毛」という施術にシフトすることによって、これまでそびえ立っていた壁が崩壊し、ごく一般の方々にも脱毛施術が浸透し始めます。
自分たちの若かった頃には到底手が出せなかった医療脱毛が、今ではある程度の予算で十分手の届く範囲に落ち着いてきたことから、もう諦めていた脱毛施術に今関心が高まっているという側面があるようです。自分の娘が口にし始めた脱毛施術のカウンセリングに同行し、親子で脱毛施術を始めるなんてケースも珍しくありません。 つまり、突然需要が高まったというわけでもなく、元々需要があったところにようやく適切な光が届き始めたということなんだと思います。
理由3.「介護脱毛」という気づき
子育てが一段落すると、次は「介護」という役割が巡ってきます。特に女性の場合は「家庭を守る」という意味合いから介護の担い手になることが少なくありません。 自分の親やご主人の親を介護していると、将来自分も介護されるときのことがやはり頭に浮かびます。
等の世話まで想定すると、「アンダーヘアが手入れできていないとみっともない…」と感じる女性が多く、「おむつのかぶれ」や「排泄物の付着」を考えても不衛生な環境に陥る前に手を打っておきたいとお感じになるようです。 このように、いざ自分が介護を受ける立場になったときのことを想定して今受けておくアンダーヘアの脱毛を「介護脱毛」や「介護VIO脱毛」と呼んでいます。
介護脱毛
自分が介護されるときのことを想定して行なわれるVIO等の脱毛施術
40代や50代の女性が受けるVIO脱毛が必ずしも「介護脱毛」とは限りませんが、確実にこのような影響もあり、大人女性の脱毛施術を増やす一要因になっています。
始めるなら要チェック!レーザー脱毛の3つのポイント
身近になったレーザー脱毛施術を受けるに際し、押さえておいていただきたいポイントが3つございます。大人女性の皆さんであれば問題なく対応可能な内容ですが、知らないと「遠回り」になってしまったり、「きっちり脱毛できたんだけどお肌の調子が…」なんてことにもなりかねません。
レーザー脱毛を受けるかどうかお悩みの際は、今のうちにこちらの3点を押さえておいてください。
日焼けはNG
脱毛施術において「日焼け」はNGです。これは「施術前」についてもそうですし、「施術後」に対しても言えます。
施術前の日焼けが良くない理由
「日焼け」は紫外線に対するお肌の防衛機能の一種で、皮膚細胞が「メラニン色素」を増やすことによって起こります。皮膚自体が黒くなってしまいますと、レーザー光がターゲットとしたい「ムダ毛」だけではなく、「お肌そのもの」にも熱を伝えてしまうため、熱傷(やけど)リスクを高めてしまいます。
施術後の日焼けが良くない理由
術後はしばらくの間皮膚の毛穴レベルで熱がこもりますので、お肌のバリア機能が一定程度低下します。外部刺激に対して抵抗力が低くなっている状態ですので、この間に「日焼け」をしてしまうと皮膚にシミなどができやすくなってしまいます。
年齢が増すにつれてお肌のターンオーバー機能が低下していきますので、大人女性の術後の「UVケア」は非常に重要だと言えます。さらに、施術は1回完結のものではないため、「術後の日焼け」が次回の施術の妨げになってしまう可能性もあります。 このようなことから、脱毛施術をお考えになるのであれば、今この瞬間から「日焼け対策」を強く意識するようにお願いします。
脱毛後の「保湿」は重要
レーザー脱毛施術において、ムダ毛の発生を断つ元となるものは「熱」です。レーザー光が毛穴の中全体に「熱エネルギー」を行き渡らせることで毛根組織が破壊されていくのです。 術後は毛穴レベルで軽い熱傷(やけど)を帯びたような状態となり、しばらくの間少しほてったような感覚を覚えます。
実際に「熱」がこもり一定期間は皮膚が乾燥しやすくなりますので、「入念な保湿」を心がけていただく必要がございます。 何か特別な「保湿クリーム」が必要なわけではなく、普段お使いのもので結構ですので、特にお風呂上りやお休みになる前に十分な保湿を心がけてください。
「毛抜き」習慣に終止符!
大人女性の方々であれば、「毛抜き習慣にピリオドを打つこと」が最も注意すべきものかもしれません。日焼け対策や保湿は「言われなくても意識している」という場合も十分考えられますが、「毛抜き行為」については高い美容意識があればあるほど実行される可能性が高くなります。
この習慣を断っていただかないと、しっかりとした脱毛効果を取り込めませんので注意深くご確認ください。
毛抜きで抜くと、毛根に熱エネルギーを浸透させられない
レーザー脱毛施術を受ける際には、施術日の前日に「事前処理(セルフカット)」が求められると思います。これは皮膚表面の毛を無くして、レーザー照射時の皮膚やけどを避けるための処置です。 皮膚表面で毛先をカットしてしまっても、毛穴の中には毛がしっかりと存在していますので、ムダ毛に含まれる「メラニン色素」を介してレーザー光の熱が毛根全体に浸透します。仮に「施術で見られるんだから最低限キレイに整えておこう!」と毛抜きで毛を引き抜いてしまいますと、毛穴の中にも毛が存在しなくなります。これは、レーザーが反応すべき「メラニン色素」も存在しなくなることを意味し、レーザー脱毛施術が「空振りに終わってしまう…」という結果を招きます。
「レーザー光を照射する際には毛穴の中に毛が残っていないと意味を成さない」という前提がございますので、脱毛施術の直前だけでなく、今後は自己処理の場合にも「カット」という方法にシフトしていただき、脱毛施術が全て完了するまでの期間をご調整ください。毛抜き行為は元々「毛嚢炎(もうのうえん)」という皮膚トラブルに繋がりやすいものですので、「毛抜き習慣」自体をお止めいただくことをオススメします。
イマドキ女子に混ざっての施術は不安…
「完全予約制」なのでご安心を
アラフォー女性の場合、ご来院時に“イマドキ女子”の目線が気になるかもしれません。「自分の娘ほどの年齢の女の子たちの中に入っていくのは勇気がいる…」とお思いかもしれませんが、実際にはその心配は無用です。 ほとんどの医療機関(クリニック)では「完全予約制」で施術スケジュールを組んでいますので、仮に会ったとしても予約前後で数名程度のものです。
合同面接の会場に出向くわけではありませんので、「年齢的に肩身の狭い思いをする…」といったご不安はお捨てください。 実際のところ40代の女性患者さまも多数ご来院いただいておりますので、「すれ違いざまに目にした同世代の女性にほっと一安心…」なんてことも考えられます。そのくらい「大人女性の脱毛施術」は一般的なものとなってきましたので、どうぞお気軽にご来院いただければと思います。
「無料カウンセリング」からお始めください♪
当院は随時「無料カウンセリング」を実施しております。「ご契約ありき…」といった形のものではなく、「レーザー脱毛施術のガイダンス」といった感覚のアットホームなご案内になります。質疑応答などを通し、患者さまのお悩みをお伺いした上で最適なプランを紹介させていただきます。