医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。
レーザー脱毛施術では、正常な反応としての「術後の皮膚の赤み」とは異なり、明らかに強い充血や色素沈着などが生じてしまう可能性もございます。このようなレーザー脱毛施術で生じ得る「熱傷(やけど)リスク」については「傷跡の残らない軽度なもの」が中心となりますが、時に痕が残ってしまう治療の長引くものも存在します。リスク回避としても重要な「熱傷の種類」についてご紹介いたしますので、レーザー脱毛施術をご検討中の患者さまはご一読ください。
皮膚科で分類される「熱傷レベル」の種類を知ろう!
熱傷の症状は、皮膚科では以下のように3つのレベルに分けて取り扱います。
●レベルⅠ…数日程度で治る傷跡の残らない熱傷。皮膚の表皮が赤くなり痛みを感じるもの。
●レベルⅡ…皮膚が赤くなり水ぶくれができるもの。「浅達性」と「深達性」のものに分けられる。
・浅達性の熱傷…水ぶくれができた時に痛みを伴うもの。
・水ぶくれを圧迫すれば赤みがひく「皮膚の浅い層での熱傷」。
・医師の治療により1~2週間程度で傷跡無く治るケースが多い。
●レベルⅢ…水ぶくれはできず、黒色や茶褐色、白色などの様相を示すもの。
・熱傷自体は痛みを伴わないもの。
・自然治癒は非常に長い時間を要するため、外科的な処置を施すことが一般的。
・傷跡を残さずに治すことが非常に困難なものである。
医療脱毛で通常考えられる熱傷は、上記の「レベルⅠ」や「レベルⅡ」までのものです。また、「レベルⅡ」のように“水ぶくれ”ができた場合についても、皮膚の浅い層で起こる「浅達性」のものが中心で、適切な処置や治療をお受けいただくことで傷跡が残らないものになることが一般的です。
もっとも、「レーザー脱毛器の取り扱い方」やレーザー照射前段階での「お肌のチェック」を怠ってしまえば、実際に「傷跡の残る熱傷」になってしまうこともございます。このため、信頼できる医療機関(クリニック)をお選びいただくことが重要です。
「熱傷」に遭ってしまった場合や疑われる場合の対処法
当院のレーザー脱毛施術をお受けいただいた患者さまで、照射部位に熱傷が疑われる場合については、躊躇なく直ぐに当院までご連絡ください。レーザー照射後はどなたでも毛穴レベルで熱が残存しポツポツとした赤みが出るのが通常ですが、このような本来的な反応は半日から数日程度で治まっていくのが一般的です。
逆に言うと、術後お渡ししている「炎症止めローション」をご使用いただいても一向に赤みがひかない場合や、明らかに強い充血や色素沈着が疑われるケースでは、程度の差こそあれ「熱傷」を生じている可能性があります。「水ぶくれ」が出てしまうようなケースではまず間違いなく「熱傷」と判断されますので、症状が疑われる場合は疑問に思い始めた段階で直ぐに当院までご連絡ください。
当院は迅速かつ誠実に対応いたします!
「直ぐに冷やすべきなのかどうか」といった判断は、症状によっても異なります。たとえば、本来的な術後反応(毛穴レベルの赤いポツポツ)に関しましては、「冷やす」よりも「保湿」の方に注力いただいたほうが「赤み」のひきは早くなります。
患者さまによって症状の現れ方にも違いがございますので、まずはご連絡いただき医師の言葉に耳を傾けてください(後日、症状に合わせて適切な治療やお薬の処方もさせていただきます)。
当院は、術後反応についても施術を実施した医療機関として「誠実な対応」をさせていただきますので、熱傷を100%回避できないという面につきましては何卒ご理解いただけますよう宜しくお願い致します。
お肌が弱くて心配…「無料カウンセリング」でご相談を
当院は美容皮膚科を掲げる医療機関ですので、皮膚の症状に専門的な知識を有した医師が在籍しております。「無料カウンセリング」では、医師の診察を受けた上で脱毛施術の可否や照射レベルを調整していくという対応が可能ですので、お肌の強さについてご心配がおありの場合は「医師の診察希望」とお言葉を添えて「無料カウンセリング」のご予約をお取りください。
2種類のレーザー脱毛器でお肌の色味や肌質に合った施術を実施!
当院には、2種類の医療用レーザー脱毛器がございます。具体的には、皮膚表面の浅い領域でレーザーを浸透させる「ジェントルレーズプロ(ロングパルス・アレキサンドライトレーザー)」と、「YAGレーザー」と呼ばれる皮膚の深い層にまで熱エネルギーを照射することができる脱毛機器になります。
アレキサンドライトレーザーは、全国のクリニックで最も導入されている機種で、皮膚の表皮からムダ毛の「メラニン色素」を介して毛穴全体に熱を伝えるタイプです。「YAGレーザー」はレーザー光の熱を直接的に皮膚の深い領域に伝えてムダ毛の生成組織(毛乳頭や毛母細胞)の破壊を狙うものです。
「レーザー脱毛器の使い分け」を適切に実施し熱傷リスクを抑制
たとえば、お肌の色味が褐色寄りの患者さまであれば、「メラニン色素への吸収反応」に依存しない「YAGレーザー」をお使いいただくほうが熱傷リスクを回避しやすいという判断が成り立ちます。また、施術部位によっても「毛根の深さ」が異なるため、使い分けるという見極めがとても重要になってきます。
当院には、このようなレーザー脱毛施術の知識に長けたスペシャリストが多数在籍しておりますので、患者さまのお肌環境に合わせて最適な施術をご提供いたします。10年以上もの施術実績にて「安心感」や「信頼性」を確認しやすいクリニックとなっておりますので、首都圏近郊で脱毛施術をご検討中の方はどうぞ積極的に当院までご相談ください。