ジュエルクリニック恵比寿

レーザー脱毛で起こり得るアレルギー反応!?症状と対策

医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。

レーザー脱毛施術では、術後に施術部位で少なからず「赤み」や「腫れ」などが出現します。通常、数日程度で緩和していくものなので過度な心配は無用ですが、このような一般的な反応とは別に皮膚上で「発疹」のような「強いアレルギー症状」が現れる場合があります。脱毛施術によって出現し得るアレルギー症状とはどのようなものなのか、その特徴と対策をご紹介いたします。

レーザー脱毛施術で稀に見られるアレルギー症状の特徴

脱毛施術でレーザー光の照射を受けると、皮膚の内部で毛を包み込んでいる毛包(≒毛穴)全体に強い熱エネルギーが浸透して毛根組織が破壊されます。この時に体内に抗原が排出されることがあり、この影響でアレルギー症状として皮膚上で炎症反応が出るケースがあります。

どなたにも見られる術後の「赤み」や「腫れ」とは別のもので、主に次のような特徴があります。

時間差で現れる「かゆみを伴う蕁麻疹」のような症状

症状の特徴は、術後の赤みが時間経過と共にひどくなったり、かゆみの伴う皮疹(ひしん)が施術部位に広がるといったものです。術後すぐに現れるというよりは、6~12時間程度の時間を経て出現することが多くなっています。

部位としては、特に「脚」に現れやすい傾向(上半身よりも下半身が多い)部位としてみた場合、上半身よりも下半身に現れやすいという傾向がございます。中でも「脚」に出やすいという特徴は抑えておいた方が良いでしょう。「赤いポツポツ」のような症状は通常どなたにも現れるものです。

このため、初回患者さまは判断が難しいと思いますが、「蕁麻疹(じんましん)のようにかゆみを伴う場合」や「術後の炎症としては異常なレベルなのでは?」と感じられる場合は速やかに当院までご連絡ください。


1,000人に3人くらいのレアな症状(0.3%程度の割合)

症例数としては非常に稀なもので、フラッシュ脱毛やレーザー脱毛などの脱毛施術をお受けいただいた患者さまの中で「1,000人に3人くらいの割合」だとされます。極稀な症状ではございますが、自分には絶対に起こらないという保証はどこにもございませんので、施術後に何かおかしいなと感じた場合は遠慮なくご連絡ください。

アトピー性皮膚炎の患者さまは相対的に起こりやすい?

傾向としては、「アトピー性皮膚炎」をお持ちの患者さまに現れることが多くなっています。とは言え、アトピー症状をお持ちの患者さまは必ずなるというわけでもなく、全く問題ないケースも多々ございます。

逆にアトピー症状をお持ちでない患者さまでもこのようなアレルギー反応が起こることもありますので、安易に「皮膚の強さ」だけで色分けできるものでもございません。

レーザー脱毛後のアレルギー症状 対症療法と原因療法

何かしらの症状が現れた場合には、「その症状を治す・抑え込む」という「対症療法」と、「症状が現れる原因自体を取り除く・抑制する」という「原因療法」がございます。特にアレルギー反応においては、原因を取り除く方法を考えなければ、同じ条件下では同じアレルギー反応が起こるのが通常です。

では、上述したアレルギー症状の「対症療法」と「原因療法」を考えてみましょう。

アレルギー反応が出た後の治療 「対症療法」

レーザー脱毛後にアレルギー症状が現れた場合は、まずはその症状を抑えるために、「ステロイド剤」を塗布するのが一般的です。かゆみが強い場合は冷やすことも効果的で、掻きむしって症状を悪化させてしまわないようにすることがとても重要になってきます。

アレルギー反応のピークは概ね24時間~48時間付近ですので、処方いたします「ステロイド剤」を患部に塗っていただきながら症状の落ち着きを見守っていくということになります。症状が重い場合には、皮疹が落ち着いてくるまでに3週間程度かかってしまうようなケースもございますので、決して軽く考えられないものと言えるでしょう。

アレルギー反応なので、次回も出る可能性が高い!?

「ステロイド剤」の塗布で炎症が治まった場合でも、安易にそれで解決というわけにもいきません。アレルギー反応ですので、原因を封じ込める策を講じなければ次回も同じ症状が出てしまう可能性が極めて高くなっています。

せっかくご決断いただいた脱毛施術ですので、途中でレーザー脱毛施術をお諦めになるというのは当院としても非常に心苦しいものです。このため、「原因を緩和する処置」をご提案させていただき、うまく脱毛施術を継続できるように最善を尽くしています。

アレルギー反応が出る前の治療 「原因療法」

脱毛施術後に現れたアレルギー症状を抑える「対症療法」とは別に、原因自体を封じ込めたり緩和させる「原因療法」もございます。必ずしも万能というわけではございませんが、こちらをご選択いただければ脱毛施術をご継続いただくという道も十分に残されています。

「抗アレルギー薬」の内服という手段

レーザー脱毛施術の前に「ステロイド剤」を服用いただければ、アレルギー症状の発生を抑制することが可能です。「100%問題なくアレルギー反応を除去できる」というものでもございませんが、非常に有効な手段となっていますので、安易に脱毛施術を諦めたくないという場合はこのような方法をご相談ください。

ご不安がある場合は「無料カウンセリング」にお越しください!

当院は「美容皮膚科」を掲げる医療機関ですので、医師を在籍させて安全な環境下で脱毛施術を実施しています。患者さまの個々の皮膚トラブルやお悩みに対しても適切な診察を実施し、施術の可否やアドバイス、リスクの種類や大きさなども包み隠さずお伝えしております。

「アレルギー症状」に対しても親身にサポート♪

患者さまによっては、他院のレーザー脱毛やエステサロンの光脱毛(フラッシュ脱毛)でアレルギー反応が出てしまったケースも考えられます。このような際に、回避策がご提示されないまま「私は脱毛施術が受けられない…」とお諦めになった患者さまもおられるかもしれません。

当院は、美しくなりたいとお考えの患者さまを全力でサポートさせていただきたいと考えていますので、アレルギー症状のようなお悩みをお持ちの場合も「抗アレルギー薬」の服用などで前向きな対策をご提案いたします。「無料カウンセリング」にて医師が適切な診察をさせていただきますので、どうぞお気軽に当院までお越しください。