ジュエルクリニック恵比寿

脱毛効果をしっかりと!脱毛期間中にやるべきこと4つ

医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。

脱毛効果を適切に得るためには、施術期間中に誤った処置をしてしまわないことが大切です。また、行なうべきケアを怠ってしまうと、間接的に脱毛効果が得にくくなってしまったり、折角の無毛期間でツルスベ感を実感しにくくなってしまいます。脱毛施術は、どのようなものであっても少なからずお肌にダメージを及ぼすものですので、施術期間中や施術後にどのようなケアが必要なのかを当コラムでご確認ください。

脱毛期間中にやるべきこと4つ

保湿ケア

お肌の潤いを保つことは、脱毛効果を適切に確保するために重要になってきます。保湿が直接的に脱毛効果に影響を与えるワケではございませんが、間接的にはツルスベを実感しにくくなる可能性があります。

施術前の保湿

同出力で同じ患者さまのお肌にレーザーを照射した場合、得られる脱毛効果は同じになると考えるのが妥当です。このため、「施術前の保湿」は脱毛効果に影響を与えないように映りますが、実際にはお肌がカサついていると外的な刺激に過敏になってしまうという影響があります。つまり、患者さまの側でレーザー照射時に「痛み」を感じやすくなってしまうのです。

このような場合については、施術担当者の判断で出力レベルを下げて調整するケースもございます。これが結果として脱毛効果を弱めてしまう可能性があるのです。もちろん、当院スタッフは極力脱毛効果が損なわれないよう適切にバランスを取らせていただきますが、「100%ブレのない脱毛効果」をお求めになるのであれば、施術日にお肌が乾燥しているようなことがないよう、日々の保湿ケアをお心掛けください。

施術後の保湿

脱毛後の保湿を心がけていただきたい理由は、ムダ毛が無くなった後の無毛期間を快適にお過ごしいただく目的と、次回施術に向けて適切なお肌環境を維持していただく目的があるためです。

術後2週間程度を経てムダ毛が抜け落ちた後は、2~8週間程度の「無毛期間」が訪れますが、ムダ毛がない状態は以前と比較してお肌のバリア機能が低くなってしまうという影響がございます。しっかりと保湿していただかないと、ご褒美として得られた「無毛期間」で瑞々しいツルスベお肌をご実感しにくくなってしまいます。また、この期間の保湿が次回の施術で「ブレのない脱毛効果」の下地になっていきますので、施術後の保湿についても抜かりなく実施していただきますようお願いします。

紫外線対策(UVケア)

紫外線対策も脱毛効果に間接的な影響をもたらします。もしも普段から紫外線を強く浴びているような生活が続いていると、皮膚の表面に「メラニン色素」が過剰分泌されているという状態になります。これは紫外線からお肌を守るという意味で必要不可欠な身体機能なのですが、レーザー照射時には皮膚そのものへの熱吸収を高めてしまうというリスクにつながります。

つまり、日焼け跡の残るお肌の場合には、レーザー照射時に「強めの痛み」がもたらされてしまい、前述したように施術担当者の側で出力調整せざるを得なくなります。かなりの日焼け跡でないと、痛みレベルで極端な変化までは生じませんが、脱毛作用を見据えた適切な出力を考えますと、施術日に少しでも日焼け跡が残っていないようなUV対策が大切になってきます。

また施術後の紫外線対策は、バリア機能の低下したお肌に更なるダメージが及ばないようにガードするという意味でも重要です。肌荒れ等の可能性を考えても、保湿&UVケアを心がけていただき、ツルスベお肌が整いやすいように意識していただければと思います。

「毛抜き」による自己処理の停止

脱毛期間中には、「絶対にムダ毛を抜き取らない」という自己処理ストップが大切になってきます。レーザー脱毛施術では、ムダ毛に含まれる黒いメラニン色素にレーザー光を反応させて毛乳頭や毛母細胞を破壊するため、施術前にムダ毛が引き抜かれてしまうと、このような熱エネルギーの浸透を施せなくなってしまいます。

当院の場合、施術日の前日に肌表面のムダ毛を剃ってきていただきますが、この際には「皮膚の毛穴の中に毛が残っている状態」が必要です。誤って少しでもキレイに見せようとムダ毛を抜いてしまいますと、レーザーを照射しても脱毛効果を提供することができなくなりますので、施術前の準備としては「カミソリ」か「電気シェーバー」のご使用に留めていただきますようお願いします。

「術後」についても、自然に抜け落ちるのをお待ちください!

脱毛施術を受けた後の反応については、即日ムダ毛が抜け落ちるものではありません。概ね2週間程度を経て照射範囲のムダ毛が自然に抜け落ちますので、この際に「もう抜けるだろう」と先回りして「毛抜き」で引っ張って抜くことのないようにお願いします。

このようなアクションによって、抜けかけていたムダ毛が抜ける可能性はありますが、逆にまだダメージが浸透しきっていない毛を引き抜いてしまう可能性も少なからずございます。もうしばらく待つ必要があったムダ毛をもしも引き抜いてしまった場合については、次回また同じ毛穴からムダ毛が再生されるのを待つ必要があり、その毛穴について本来与えられるはずだった脱毛ダメージを与え切れなかったということになってしまいます。

レーザー照射を受けたムダ毛については、白髪や産毛(うぶげ)でない限り、まず抜け落ちないという「無反応」は起こりませんので、焦らずに自然に抜け落ちていくのをお待ちください。

ホルモンバランスを乱さない工夫

ムダ毛を不必要に増やしてしまわないためには、脱毛期間中に関わらず、生活習慣を整えて「ホルモンバランス」を安定させることも大切です。ムダ毛の発育には「男性ホルモン」が強く関与していると言われており、私たち女性は普段女性ホルモンの優位性によってこの影響を低く抑えています。

ところが、日常生活のあり方次第ではホルモンバランスに乱れが生じ、男性ホルモンの影響を強く受けて本来以上に毛深くなってしまう可能性もあるのです。具体的には以下の3つについて意識していただき、ホルモンバランスの安定に努めてください。

適切な睡眠

睡眠不足が続いたり、就寝時間が日によって大きく異なるような生活が続いてくると、ホルモンバランスにも乱れが生じます。特に眠り初めの3時間については、術後の肌修復という面でも重要なプロセスになりますので、毛深さ要因を取り除くだけでなく、美しいツルスベお肌を確保する上でも意識していただければと思います。


栄養バランス

食生活については偏りない栄養摂取を心がけていただき、ホルモンバランスが乱れてしまうことのないようにご注意ください。過剰なダイエットは「女性ホルモン」の分泌を抑えてしまい、女性らしさを減少させてしまう可能性もあります。 不足した女性ホルモンについては、「大豆イソフラボン」をうまく活用する方法もあります。以下のコラムで少し言及していますのでぜひご参照ください。

参照) 生活習慣でのホルモンバランスの乱れ 「ムダ毛の男性化」回避術

「高GI食品」を摂り過ぎない工夫も大切

GI値と言われる「食後血糖値の上がりやすさ」を意識した食生活も大切です。高GI値の食品を多く摂ると、血糖値を抑えるための「インスリン」が過剰分泌されてしまい、これが「男性ホルモン」の活性化を促す可能性もあります。前述したように、男性ホルモンはムダ毛の発育に大きく関与しますので、以下のメカニズムを意識していただき、無駄に毛母細胞を活性化させてしまわないようにしましょう。

高GI値食品 → インスリン過剰分泌 → 男性ホルモン活性化 → 毛深さ要因

参照) GI値で考える食生活 太らない毛深くならない食事とは!?

高GI値の食品を全く摂らないという選択は難しいですが、食の偏りを避けて血糖値の高い状態が長時間維持されないように工夫しましょう。

高GI値の食品を全く摂らないという選択は難しいですが、食の偏りを避けて血糖値の高い状態が長時間維持されないように工夫しましょう。


ストレスの回避や解消

ストレス過多な環境は、肉体的にも精神的にも様々な影響をもたらします。ホルモンバランスの乱れにも繋がり、イライラしやすくなったり、男性ホルモンの影響が強く出て性格面で攻撃性が増してしまう可能性もあります(また、これが毛深さに影響を与えるリスクもあります)。

現代社会ではストレスを感じずに生きることは困難ですので、うまく自分なりにストレスを解消する術をお作りください。ちょっとした運動習慣や自分なりの趣味を持つだけでも随分と違ってきます。ベースには「誰にも邪魔されない時間」が必要ですので、忙しすぎる環境には注意したいものです。

「脱毛サロン」の話のすり替えにはご注意を!

当コラムでは、脱毛効果を適切に取り込むための施術期間中のポイントについてお伝えしました。まとめますと以下のようなものになりますが、これらは基本的に「持続する脱毛効果」が提供できる医療機関(クリニック)だからこそできる案内です。

脱毛効果を適切に取り込むための施術期間中のポイント

  • 保湿ケア
  • 紫外線対策
  • 自己処理の停止
  • ホルモンバランスへの配慮
  • 適切な睡眠
  • 栄養バランス
  • ストレス回避(解消)

脱毛サロンなどによっては、カウンセリングの際に脱毛効果の目安を案内し、その目標通りに結果が得られなかったときに上記のようなもので理由づけるケースもあるようです。ここでご注意いただきたいのは、そもそも脱毛サロンには持続的な脱毛効果はないという点です。つまり、エステサロンが上記のような内容について言及しても、それが脱毛効果を減らすことにも高めることにもなりません。

フラッシュ脱毛特有の「脱毛効果の低さ」を隠すために、しばしば話のすり替えが行なわれるケースもありますので、このような脱毛サロンの案内にはくれぐれもご注意ください。極端な話、エステサロンの場合には術後に毛抜きで抜いてしまっても、自然に抜け落ちるのを待っても、その後で同じ毛穴からムダ毛が生えてくるという点で違いはありません。

「脱毛サロン」からの乗り換え相談も承ります♪

当院にも脱毛サロンからの乗り換え患者さまが多数おられます。「今通っている脱毛サロンでいつまでも効果が実感できない…」という場合は、セカンドオピニオンのような形で当院の「無料カウンセリング」をご活用ください。延々と費用を払い続けるフラッシュ脱毛よりも、レーザー脱毛施術の方が安価にまとまる可能性が多分にございます。無駄なく効率的にツルスベをお求めになる場合には、医療機関(クリニック)でのレーザー脱毛施術が最短ルートになりますので、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。