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医師監修について：当院ウェブサイト（ホームページ）コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。
冬から春への季節移行は、お肌の露出という面で大きな変化となります。春から夏への肌露出度の変化まで考えると、ムダ毛のお手入れも季節を前倒しする形で準備していく必要がございます。脱毛施術を考えている皆さまが、夏のツル肌を手にするための「施術スタートのタイミング」について、脱毛効果を含めてご案内させていただきます。
夏のツル肌は1日にしてならず
脱毛は、施術を受ければ即完了というものではありません。非常に強力な効果を提供できる医療脱毛であっても、その時に毛穴の中に毛がある毛根にしか脱毛効果を届けることはできません。このため、夏にご来院いただき、夏にツル肌をご実感いただくことはまず不可能です。
少しでも気持ちよく夏の行楽シーズンを迎えたいとお考えの場合は、ぜひ直ぐに脱毛施術をスタートしてください。春先スタートであれば、一定程度毛量が減ってきたことをご実感いただけます。ここでは、まず「どうしてツル肌が即日提供できないのか」についてわかりやすくご説明させていただきます。
即日完結できない理由：毛を生やしていない毛根組織がたくさんあるから
強力なレーザー光を照射しているのに全ての毛を一度に退治できない理由は、「脱毛メカニズム」と「毛周期（もうしゅうき）」と呼ばれる毛の生え替わりサイクルで説明することができます。
脱毛メカニズム
レーザー脱毛器が照射するレーザー光は、皮膚の黒い組織「メラニン色素」に吸収されていくという特徴があります。お肌の場合であれば、まさにムダ毛ということです。
メラニン色素の多い日本人の毛については、効果的にレーザー光が吸収されていきますので、瞬間的に高熱のエネルギーを毛根内に送り届けることができます。ただし、メカニズム上、脱毛には次のようなステップがありますので、毛の生えていない毛根組織には熱エネルギーを届けることができません。
医療脱毛（レーザー脱毛施術）の治療ステップ
STEP1. レーザー光の照射
STEP2. 皮膚に存在している毛の中にあるメラニン色素がレーザー光を吸収
STEP3. 吸収されたレーザー光が熱エネルギーとなり、毛を通して毛根全体に強く浸透
STEP4. 毛根の根っこ部分にある発毛の司令塔「毛母細胞」を破壊
上記のように、脱毛施術で脱毛効果を与えられるのは（＝毛の発毛指令を送っている毛母細胞を攻撃できるのは）、あくまでも今そこに毛が繋がっている場合のみということになります。「施術前に毛抜きで毛を抜かないように」と案内させていただくのも、実はこのような脱毛メカニズムと関係があったのです。
毛周期（もうしゅうき）
毛周期とは、毛の生え替わる周期のことを指します。上図のように、私たちの体毛には、「成長期」→「退行期」→「休止期」という3つのサイクルがあり、「休止期」」の後に再び「成長期」に戻るという流れで、常に一定量がキープされています。
医療脱毛（レーザー脱毛施術）の治療ステップ
- STEP1. レーザー光の照射
- STEP2. 皮膚に存在している毛の中にあるメラニン色素がレーザー光を吸収
- STEP3. 吸収されたレーザー光が熱エネルギーとなり、毛を通して毛根全体に強く浸透
- STEP4. 毛根の根っこ部分にある発毛の司令塔「毛母細胞」を破壊
各毛周期の移行目安は、ご覧のように部位ごとに異なります。そして各毛穴のムダ毛一本一本は、部位に関わらずそれぞれのタイミングで発毛をスタートさせます（「成長期」を迎えます）。このようなことで、その人のお肌の上に今生えている毛は、その人が本来生やすことのできる毛全体の20％程度に過ぎないということが言われています。
逆に言えば、8割程度の毛穴は毛を生やすタイミングを見計らっている状態だということになります。毛が生えてこない状態に辿り着くためには、全ての毛穴の中にある毛根組織を破壊する必要がありますので、毛穴一つひとつの独自のタイミング「成長期」を待たざるを得なくなるというわけです。
脱毛施術が一回完結できない理由のまとめ
- 医療脱毛で用いるレーザー光は、黒いメラニン色素に反応して吸収される
- そこに毛がなければ、レーザー光は吸収されず、熱エネルギーを毛根奥に浸透させられない
- 今見えている毛は、その人が有する潜在的な毛を含めると、たったの2割程度にすぎない
- 全ての毛穴の発毛司令組織を破壊するには、毛が生えてくるタイミングを待たざるを得ない
簡単にまとめると、脱毛が即日完了しない理由は上記のように要約できます。このようなことで、夏に施術をスタートして夏にツルスベお肌を提供するのはどう考えても厳しいということになります。では、夏スタートで夏の効果ではなく、春スタートで夏の効果はどうなのでしょうか。少し前倒しで準備を考えておられる女性に、春先スタートの脱毛効果についてご案内します。
春の脱毛スタートはどうなの？
春に脱毛施術をスタートしていただくのは、決して間違った選択ではありません。ただし、完全な「ツル肌」に辿り着けるかと言うと、多少無理があるというのはご理解ください。
当院は、医療機関として信頼をベースに美容医療サービスを提供していますので、不誠実な情報で都合よく患者さまを集めるようなことはできません。ここでは、実際に春先に脱毛施術をスタートさせた場合の効果の現れ方について、想定されるものをご紹介します。
春先スタートは、夏に効果を感じられるギリギリのタイミング
春先にスタートした場合、同部位に2度ないしは3度施術をお受けいただけます（2ヶ月毎の施術イメージ）。これは、夏を迎えるときに十分なツル肌というには不十分ですが、毛量が少し抑えられてきたと感じることは期待できるものです。
イメージとしては、同部位の施術を3度お受けいただいたあたりから、効果が目に見え始めるといった具合です。施術部位や元々の毛量などの個人差もありますが、施術後にはその部位で2週間～8週間程度の「無毛期間」も得られますので、うまくタイミングを見計らえば、夏に快適なお肌環境を手に入れていただくということも考えられます。
1回目：3月 → 2回目：5月 → 3回目：7月をイメージ
3月に初回施術をお受けいただいたような場合に、2回目を5月に、3回目を7月辺りにお受けいただくような形が考えられますので、これで何とか夏本番に間に合わせるような形が可能になるのではないでしょうか。
基本的に脱毛施術をお受けいただいてる期間は、毛抜きで毛を抜くような行為を控えていただければ、電気シェーバー等でムダ毛を剃っていただいても問題ございません。
毛根につながっているような毛を根元から無理やり引き離してしまわなければ、次に施術をお受けいただく時に脱毛効果を届けることが可能です。このため、夏にある程度の減毛効果が実感できていればお手入れも簡単になり、自信を持ってお出かけできる可能性が高まります。
一般的な脱毛完了目安は？？
「3度目の脱毛施術あたりからある程度の減毛効果がお感じいただける」とお伝えしましたが、実際にご満足いただける「毛の生えてこない状態」に辿り着くには、通常どれくらいの期間が必要なのでしょうか。
ここでは、「持続的にお手入れの必要を感じさせない状態」をゴールとした場合に、通常どれくらいの期間でこの地点に辿り着けるのかについてご紹介いたします。
2ヶ月～3ヶ月毎の同部位施術×5回～6回が脱毛施術完了の目安
一般的には、2ヶ月～3ヶ月毎の同部位脱毛施術で、5回～6回程度の施術をお受けいただければ、日常的にほとんどお手入れをしなくても良い状態に辿り着いていただけます（これは100％毛の生えない状態ができあがるというわけではなく、あくまでもほとんどお手入れの必要を感じない状態という意味です）。
VIOやワキなどの比較的しっかりとした毛が生えている場所については、これ以上に時間がかかるケースも想定されますが、全般的な目安としては上記の施術イメージで「1年～1年半程度」とお考えください。
混む前に予約を取ることが大切
当院では、脱毛施術のスタート時期は「秋や冬がベスト」とご紹介していますが、春先が誤った選択ではないという理由は、少なくても1年程度の長期戦になることが予め決まっているためです。
夏になると確実に予約が込んでいくことが予想されますので、施術を受けたくても受けられないといった事態を避けるためにも、人よりも少しでも早くスタートしていただき、他の方が予約を取り始める時には予約を押さえられている状態を目指してください。
お得なオススメ脱毛プランは？？
実際に当院で施術をお受けいただく場合、プランとして最も費用対効果が高いものは、年間パスポートになります。
詳しくは、「ジュエルのキャンぺーンページ」をご確認いただき、夏に向けたご準備をお早めにご検討ください。当院は、初回「無料カウンセリング」を実施しておりますので、話だけでも聞いてみたいという方は、ぜひお気軽にご予約をお取りいただければと思います。皆さまのお越しをスタッフ一同お待ちしております。