医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。
医療脱毛の脱毛施術「今すぐ受けたいけれど経済的に余裕がない…」という場合も考えられますよね。当院の場合、3,000円以上のお支払に関しては「クレジットカード払い」がご選択いただけ、クレジットカードをお持ちでない場合については「医療ローン」という手段もございます。
お支払い能力が安定していれば、このような返済方法もございますので「医療ローン」に興味をお持ちの患者さまはこちらのコラムをご覧ください。
「医療ローン」という制度
当コラムでは、お支払いの一手段として「医療ローン」についてご紹介いたします。「クレジットカードの分割払い」について興味があるという場合は、以下のコラムでご紹介しておりますのでそちらをご参照ください。
医療ローン(メディカルローン)とは?
医療脱毛の契約では、「医療ローン」という制度を利用してお支払いただくことも可能です。医療ローンとは、医療行為を受けるための費用をローンという形で借り入れるものです。これは既にお持ちの「クレジットカードでの分割払い」とは別のもので、新たにローンを組むために審査を通過する必要がございます。
たとえば、住居などの不動産費用を用立てるためには「住宅ローン」という制度がありますし、学費などの教育資金のためには「教育ローン」という制度がございます。クリニックでの脱毛施術は「医療サービス」に該当しますので、「医療ローン」という形で医療費を借り入れる制度が存在しているのです。
医療ローンの金利は?
医療ローンの金利は、「実質年利」で12.0%~15.0%程度が一般的です。たとえば、総額20万円の脱毛施術で実質年利15.0%の場合には、一旦15.0%を掛け合わせることで1年間の総手数料が計算できます。
200,000×15.0%=30,000円
ところが、これは20万円のお借り入れに対して1年間1円たりとも支払わずに元本が減らなかった場合の総手数料です。実際には、1年(12回払い)でローンを組んだ場合、最低でも毎月12分割分の支払いは行なわれるため、毎回掛け合わせる元本は減っていきます。このようなことで、実際の総手数料は上記数値の半分近い額にまで減少します。
では、具体的にどの程度の手数料がいるの?
あくまでも参考値にはなりますが、一般社団法人「日本クレジット協会」のホームページにて実質年利を元に総手数料を計算することができます。こちらの数値をご覧いただき、ローンを組んだ場合に実際にどの程度の手数料が生じるのかをイメージしてみてください
20万円を実質年利15.0%で12回払いという契約を組んだ場合
初回のお支払…18,620円
2回目以降~12回目までのお支払…18,000円
総支払額216,620円
総手数料 16,620円 (216,620円-200,000円)
手数料計算のシミュレーション参照先: 一般社団法人「日本クレジット協会」
このように、今お手元にまとまった額がない場合でも総手数料として17,000円程度多く支払うことが許容できるのであれば、今直ぐ医療脱毛を始めていただくことも検討していただけます。
一般的に「医療ローン」を組む場合には次のような審査が行なわれます。もしローン返済をイメージしているということであれば、次の情報を元に自分でもパスできそうかをご検討ください。
医療ローンの一般的な審査基準
- 20歳以上(成人)かどうか
- 安定した収入があるかどうか
- 勤続年数がどの程度か
- 他社からの借り入れ状況はどうか
- 過去の返済履歴はどうか
審査に不安がある場合に考えること
20歳未満の場合はどうしようもございませんが、成人している場合でもその他の審査基準が気になるケースが考えられます。「医療ローンを組みたいけれど、やっぱり審査が不安…」という方のために、もう少し審査基準について掘り下げて考えてみましょう。
安定した収入と勤続年数について
返済能力を推し量る基準は、何と言っても就労状況です。現在どのような職業に就き、どの程度の勤続年数があるのかである程度支払い能力が判断できます。
就業上の属性の方が大切
返済能力を推し量る基準は、何と言っても就労状況です。現在どのような職業に就き、どの程度の勤続年数があるのかである程度支払い能力が判断できます。
正社員>契約社員>派遣社員>パート>アルバイト
このような就業上の属性はローン審査においても重要なものだとお考えください。パートだから必ずしもローンが組めないということではありませんが、このような際には前年度の年収や勤続年数が重要な判断材料になってきます。逆に正社員であれば、入社1年目であっても審査に通る可能性が十分に考えられます。
専業主婦の場合はご主人に相談を
脱毛施術を受けてみたいと考えている女性の中には「専業主婦」の場合も考えられます。このような場合は自分名義での医療ローンは厳しいとお考えください。 ご主人名義であればまだローンを組める可能性が残されていますが、その際はご主人が審査対象になりますので事前に承諾を得ておく必要があります。
他社からの借り入れや金融履歴について
返済能力を推し量るベースは「収入」という経済力が基本ですが、ローン審査においては「その収入が適切にコントロールされているか」についても重視されます。
「既に複数の金融機関からお借り入れがある場合」はやはり審査は厳しくなりますし、これまでクレジットカードを使用してきた履歴の中に「支払いの遅れ」などが掲載されていた場合は貴女の信用度は低くなってしまいます。
金融事故がある場合は厳しい…
一般的に3ヶ月以上のお支払の遅延があった場合や、もう少し短期の遅延であってもそれを何度も重ねてしまっていると「事故情報」として登録されます。いわゆる「ブラックリストに載る」ということですが、実際に事故情報が掲載された場合はすぐに消えるようなことはありません。
「クレジットカードの使用履歴」だけでなく「他社のお借り入れ状況」などの情報は基本的に全て信用機関のデータベースに登録されます。このような情報を「信用情報」と呼びますが、ローン審査の際には必ず参照されます。 よって、これまでの金融履歴において何かネガティブな情報を残している場合については、「医療ローン」の審査は厳しくなるとお考えください。
医療脱毛でキャパオーバーと判断されるケースは稀!?
一般的に医療脱毛で考えられる「医療ローン」では、概ね30万円程度までの金額が設定されます(まとまった施術費用でも概ねこの程度で収まるため)。このようなことで、実際の脱毛施術での医療ローンの審査においては、「収入に対して返済総額が大きすぎる」といったキャパオーバーで審査が通過できないのはかなりレアなケースだと言えます。
既に他社で何かしらのお支払いを抱えているという場合を除いては、高額だからローンが組めないというケースはあまり考えにくいと言えるでしょう。つまり、現在全くローン契約などがない場合については、「収入面の安定性」が審査通過のカギになるとお考えください。
医療ローンは使い方次第です♪
「今手元にお金がない時にローンを組む」となると、なんだか悪いことのようなイメージもございますが、適切な支払い能力を持ってローンを利用するのであれば「思い立った時に脱毛施術をスタートできる」というメリットもあります。
一方、「とりあえず審査してもらって通れば御の字…」のような“見切り発車の利用”はトラブルの元です。特にこれまでローンを組んだことがない場合につきましては、成人に達している場合についても一度親御さまに相談してみるなど、年長者のアドバイスを求めることをオススメします。
「今直ぐ」が必要なのかは慎重にご判断を
ご紹介したローンの「総手数料」については、一見大きな金額ではないように映ります。それでも、元本がご用意できる場合については本来全く払う必要がないお金という位置付けです。 時代の流れとして、「現金を使用しないお支払方法」が普及してきましたが、「支払える能力を持って購入する」というのが商品売買の基本です。脱毛施術においても、医療ローンのご契約が患者さまの生活を苦しめるようなことがあっては本末転倒です。
「医療ローン」をご検討になる際は慎重にご判断いただき、冷静に自分と向かい合った上でご決断いただきますようお願いします。 当院は、お支払いのご相談も含め、脱毛施術でお悩み事がある場合については「無料カウンセリング」をご利用できる環境を整えています。
美容医療に関するお困りごと、お悩み事、ご不安点など、どうぞお気軽にお持ちいただき、当院のスタッフと共に解決策をご検討ください。皆さまのお越しをお待ちしております。