ジュエルクリニック恵比寿

GI値で考える食生活 太らない毛深くならない食事とは!?

医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。

「ムダ毛の生え方」と「食生活」は一見関係ないように映りますが、実は食生活のあり方でムダ毛の生え方は少なからず変化します。GI値の高い食品を取り続けていると、インスリンが多く分泌され、男性ホルモンが働きやすくなってしまいます。

この結果、意図せずムダ毛が成長しやすい下地ができあがります。逆に、GI値の低い食品を摂取するようにすれば、インスリンの分泌量も減り、脂肪が貯えられにくくなるという効果にも期待できます。「体重増の抑制」と「抑毛」の両面からGI値の低い食事についてご紹介します。

食生活のあり方がムダ毛の生え方に影響する!?

一般的に自己処理でムダ毛を剃ったり抜いたりしている場合、一時的な「毛のない状態」がある種の「安らぎポイント」になっていると思います。この期間は「長ければ長いほど良い」ということになりますが、食生活のあり方によっては、ムダ毛が生えやすくなったり、これまで生えていなかった箇所にまでムダ毛が生えてくるなんてことも起こります。

「男性ホルモン」が多くなると体毛が濃くなる

女性の髪のしなやかさや丸みを帯びた身体は、「女性ホルモン」の影響を強く受けて維持されているものです。女性の中には「女性ホルモン」しかないわけではなく、男性と比較した場合10分の1程度の「男性ホルモン」があると言われています。逆に男性は、女性と比較した場合、約半分程度の「女性ホルモン」を持っていると言われています。

つまり、女性の特徴というのは、概して「女性ホルモン」が「男性ホルモン」に対して優位な状況によって作られていると捉えることができます。このため、仮に女性の中で「男性ホルモン」の割合が増えてしまったり、「女性ホルモン」の分泌量が減ってしまったりすると、女性にも男性っぽさが出やすくなるということになります。

当コラムでは、男性ホルモンの影響を受けて毛深くなってしまわないような食生活のあり方を、「GI値のコントロール」というものにフォーカスしてご紹介します。これは、脂肪を貯めにくいこととも関係してきますので、優しいダイエットに興味のある方はぜひご確認ください。

GI値の低い食品を摂取しよう!

GI値の高い食品を摂取し続けていると、脂肪が貯えられやすくなったり、インスリンの影響で「男性ホルモン」の分泌が刺激されて、毛深くなりやすいといった影響が考えられます。このため、GI値の低い食生活を心がけることは、太りにくくなるという効果に加え、ムダ毛の生え方という意味でも一役買ってくれます。

GI値とは?

GI値とは、グリセミック・インデックスという言葉の頭文字を取ったもので、「食後の血糖値の上がりやすさ」を示す指標です。

GI値で見る血糖値の上がりやすさの目安
GI値 70以上高GI食品
GI値 56~69中GI食品
GI値 55以下低GI食品

ご覧のようにGI値70以上のものが「高GI食品」、56~69までのものが「中GI食品」、55以下のものが「低GI食品」とカテゴライズされています。 高GI食品を摂取した場合には、血糖値が急激に上昇するため、これを抑える役割のある「インスリン」が多く分泌されます。

「インスリン」は正しく機能していれば問題ないということではなく、常にインスリンが多く分泌されるような生活が続くと、様々な悪影響が出てきます。

インスリンの役割と影響

トウ糖を各細胞に取り込んでエネルギーとして利用したり、脂肪や筋肉などに貯える役割を果たします。別の見方をすると、「インスリン」が機能することによって、食後に上昇する血糖値が下げられていると言うことができます。

仮に「インスリン」が機能せずに血糖値が高い状態が維持されると(=いわゆる糖尿病の症状)、細かな糖の流れが血管内部にダメージをもたらし、血管の壁を硬化させてしまうという影響が出ます。これは、血液が流れるスペースを細くしてしまうという作用をもたらし、動脈硬化から「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの重大な病にも繋がります。

インスリンは過剰分泌させない方が良い?

仮に「インスリン」が機能せずに血糖値が高い状態が維持されると(=いわゆる糖尿病の症状)、細かな糖の流れが血管内部にダメージをもたらし、血管の壁を硬化させてしまうという影響が出ます。これは、血液が流れるスペースを細くしてしまうという作用をもたらし、動脈硬化から「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの重大な病にも繋がります。

「高GI食品」を摂取すれば、血糖値上昇の波が急激になるため、必然的にインスリンが多く分泌されます。整理すると以下のようになりますよね。

高GI食品の摂取 → 血糖値の急激な上昇 → インスリンが多く分泌

一見、「インスリン」が正しく機能していれば、「高GI食品」を摂取し続けても問題ないように映りますが、インスリンが多量分泌される時間が長くなると、インスリンを作る「すい臓」が疲弊するという問題が起こります。

これを繰り返していると、やがてインスリンの分泌量が減ったり、分泌できなくなるという「糖尿病」に陥ってしまいます。このため、日常的に「高GI食品」ばかりを口にする習慣は避けるようにしなければなりません。

インスリンには、男性ホルモンの分泌を刺激する作用もある!?

インスリンには、男性ホルモンの分泌を刺激する作用があるとも言われています。男性ホルモンが増えるということは、毛母細胞への発毛指令が強くなる可能性があるということです。つまり、「高GI食品」を摂取し続けていると、少なからず毛深くなってしまう可能性があると解釈できます。

なぜ男性ホルモンが増えると毛深くなるの?

私たちのムダ毛は、毛根奥の「毛乳頭」を取り巻く「毛母細胞」の分裂によって成長します。「毛乳頭」は、毛細血管を通じて栄養素や酸素を吸収しており、これをエネルギー源にして「毛母細胞」を分裂させているのです。

「男性ホルモン」には、このような発毛指令に関わる「毛乳頭」を刺激する働きがあるため、男性ホルモンが増加してしまうと、毛深くなってしまうという影響が出ることがあります。

普段は「女性ホルモン」が活躍している

「男性ホルモン」の影響とは逆に、「女性ホルモン」である「エストロゲン」は、毛細血管から毛乳頭に栄養が送られるのを妨げる働きを持っています。普段女性は「女性ホルモン」が圧倒的に優位な状況を保っているため、男性のようには体毛が濃くならないわけですが、女性ホルモンの分泌量が乱れたり、男性ホルモンが一時的にでも増えたりすると、男性ホルモンの影響を遮断しづらくなるというわけです。

たとえば、妊娠中に一時的に毛深くなるのは、このようなホルモンバランスの乱れによるものと言われています。このようなことからも、女性は必ずしも毛深くならないということは言えず、普段の生活の中で「男性ホルモン」が増え得るような習慣は極力回避した方が良いということになります。

高GI食品をあまり摂らないことは、抑毛効果に繋がる??

厳密には、「高GI食品を取らなければ毛深くならない」ということは言えません。どちらかと言うと、高GI食品の過剰摂取を続けていれば、毛深くなってしまうリスクがあるという方が正確です。 つまり、毛深くなってしまうリスクケアとして、「高GI食品を避けること」が推奨されるとご理解ください。

医療脱毛で毛根組織を破壊すれば、男性ホルモンも怖くない

当コラムでは、「男性ホルモン」が活発に働いてしまう影響として「毛深くなってしまう可能性」について言及しました。また、これを回避する術として「低GI食品」を意識した食生活をご紹介しました。

以前、以下のコラムでは、「大豆イソフラボン」を多く摂ることによる「女性ホルモン」の補完についても言及しましたが、「イソフラボン」や「低GI食品」はあくまでも「男性ホルモン」の影響を受けにくくしたり、緩和させたりするものに過ぎません。

参照)生活習慣でのホルモンバランスの乱れ 「ムダ毛の男性化」回避術

医療脱毛であれば、発毛機能自体を破壊できますので、このような「男性ホルモン」の影響を考える必要がなくなります。

抜本的解決は、医療用レーザー脱毛で♪

医療脱毛での「レーザー脱毛施術」をお受けいただければ、発毛の司令塔である「毛乳頭」や「毛母細胞」を破壊することが可能です。このため、仮に「男性ホルモン」が過剰に動き回っても施術済みの部位においてムダ毛が育つということはありません。

文字通り表面的なケアではなく、「抜本的なムダ毛対策」が可能ですので、ムダ毛についてお悩みの場合はぜひお気軽に当院までご相談ください。随時「無料カウンセリング」を受け付けておりますので、皆さまのお越しをお待ちしております。