医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。
医療脱毛でレーザーを照射してもムダ毛が抜けないケースがいくつかございます。しっかりとカウンセリングを受けていれば問題なくクリアされているはずのものですが、中には術後「どうゆうこと?」とお思いのケースもあるかもしれません。ぜひ当コラムをご一読いただき、レーザー脱毛施術でムダ毛が抜けないケースとその対処法についてご確認ください。
抜けるはずの毛が抜けない??起こり得る5つの要因と対処法
レーザー脱毛施術を受けて照射部位のムダ毛が抜けないという事象は、時間的な問題も含めて5パターンございます。いずれもカウンセリングの段階で事前に解消されるべき中身になっていますが、脱毛施術のご予定がある場合は当コラムで確認しておくと安心です。
照射後間もない(脱毛効果が出るには1~2週間必要)
レーザー脱毛施術を受けた後、該当部位のムダ毛が抜け落ちるまでには1~2週間程度の期間を要します。施術直後は熱エネルギーが毛穴レベルに残存し、照射部位のお肌で赤いポツポツとした炎症が現れます。これは毛根組織を破壊するために避けては通れない正常反応であり、炎症が治まっていくに従いムダ毛も自然に抜け落ちていくという流れになっています。
中には「レーザー照射直後にムダ毛は抜け落ちるもの…」とお思いの患者さまもおられますが、今日レーザーを受けて即日ムダ毛がなくなるわけではございませんので、概ね2週間で脱毛効果が得られるというイメージをお持ちください。
補足
術後2週間で該当部位のムダ毛は抜け落ちますが、その1回で毛が生えてこなくなるというわけではありません。今生えている毛は全体量の2割程度しかございませんので、ツルツルを目指すのであれば概ね5~6回程度の同部位施術が必要になります。
対応策:言われた期間、抜かずに待ってみること!(毛抜き使用はNG)
「毛抜き」で引っ張るというアクションで実際にスルッと抜けるケースもありますが、中にはまだ毛根組織につながっている状態で引っ張ってしまうこともあり、場合により途中でムダ毛がちぎれてしまうといった可能性もございます。
毛が抜け落ちるタイミングというのは様々ですが、ただお風呂で体を洗ったりタオルで拭いたりしているだけでも十分に抜け落ちるきっかけとなりますので、無理に引っ張って抜こうとせずに普段通りの生活の中でムダ毛が抜け落ちるのをお待ちください。
照射漏れや出力調整の可能性
1~2週間という目安期間を経過しても、時としてムダ毛が抜けないケースがございます。このような可能性も少なからずあることを理解した上で術後反応を見るようにしましょう。
対応策:再照射依頼をする
「レーザーを照射したのにいつまで経っても該当部位のムダ毛が抜けない」という場合については、再照射を願い出ることでこの問題を解消できます。通常は無料で再照射が受けられますが、注意すべきは「再照射が受けられる期間」が予め決められている点です。
指定期間を超えた場合については、「照射漏れ」ではなくただ照射時にその毛穴の中にムダ毛が生えていなかっただけ…、つまり「施術後に発毛し始めたムダ毛」という可能性が否定できませんので、あまり遅くなると取り合ってもらえません。このため、術後反応をしっかりと見ながら脱毛施術の効果を見定める意識も大切になります。
当院の再照射ルール
レーザー照射範囲のムダ毛について、経過観察の過程で抜け落ちない場合については、ホクロ箇所や白髪、産毛を除いて2週間以降3週間以内にお申し出いただければ再照射の対応をします。
当院の場合は「再照射は術後18-25日以内まで」というルールがございます。状況を確認させていただきながら、再照射の対応についてご案内させていただきます。
ちなみに、「術後2週間まで」というルールについてはクリニックによって多少異なります。施術前に予め確認しておいた方が良いでしょう。
「保護シールの使用」でホクロ部位にレーザーが届いてない
ホクロについては、レーザーを照射できる場合と見合わせる場合が状況により異なります。小さなホクロであればそのまま照射するケースもありますが、サイズなどによっては医師が照射しない方が良いと判断するケースもございます。
「保護シール」を貼ってしまえば、その上からレーザーを照射してもレーザー光の反応が無効化されますので、そのエリアに限ってはムダ毛が脱毛できないということになります。場合により、大きめのホクロからムダ毛が生えてくるケースもありますが、特にこのような場合は脱毛の可否を事前確認しておきましょう。
対応策:ホクロへの照射は医師判断もあるので事前相談を!
通常、レーザー脱毛施術を実施する際には前段階として「無料カウンセリング」のような時間がございます。この際に「脱毛したい部位のホクロ」について、その上からそのままレーザー照射可能なのかを確認しておくと安心です。 レーザー照射不可と判断された場合については、従来の「絶縁針脱毛(ニードル脱毛)」で対応するか、ホクロから生える毛だけはご自身で抜くなどの方法をご検討ください。当院は「絶縁針脱毛(ニードル脱毛)」に対応しておりませんが、初めから「絶縁針脱毛」のクリニックで全て任せてしまうと費用面で高くついてしまいますので、うまく医療機関をご選択いただければと思います。
既に白髪になっていた
女性の脱毛施術に関しては可能性が少ないかと思いますが、施術部位のムダ毛に白髪が混ざっていることも100%ないとは言い切れません(男性のヒゲ脱毛ではしばしば起こる現象です)。レーザー脱毛施術は、メカニズム上黒いムダ毛に反応させて熱エネルギーを浸透させるものになっているため、既に白髪になってしまっているムダ毛(メラニン色素を有しないムダ毛)については、脱毛効果を届けることができません。
このため、術後2週間経過してもその白髪については抜け落ちることなく毛穴の中に繋がったままになるのが通常です。このような白髪に対しては、照射漏れとして再照射の対象にもなりませんので予めご了承ください。
対応策:白髪に脱毛効果を求めるなら「絶縁針脱毛」のみ…
通白髪がある部位に対してレーザー照射をした場合、白髪以外の黒いムダ毛に対してのみ脱毛効果が浸透していくということになります。何度レーザーを照射してもメラニン色素を有しないムダ毛にはレーザー光は反応しませんので、白髪を脱毛したいという場合は「絶縁針脱毛(ニードル脱毛)」に対応している医療機関(クリニック)にご相談ください。
「絶縁針脱毛」については、白髪に対しても脱毛効果を提供できる点が大きな強みと言えます。毛穴に針を通して電気的に熱を送り込むため「強い痛み」が生じますが、白髪を永久脱毛したいということであればこの方法しかないとお考えください。
「施術費用」「施術時間」「痛み」…絶縁針脱毛はこれらの点であまり現実的な手段とは言えませんので、ムダ毛の脱毛施術を考える際は、身体に生えているムダ毛が白髪に変わってしまう前の施術計画をオススメします。
産毛(うぶげ)への照射では脱毛効果が出にくい
二の腕の裏や背中のムダ毛については、女性の場合特に産毛(うぶげ)が生え揃うという特徴がございます。キャミソールや結婚式のドレスなどを意識して「背中脱毛」などをご相談いただくケースもございますが、産毛はメラニン色素の含有量が極めて低いムダ毛ということになります。
このため、レーザー脱毛施術では産毛に脱毛効果を届けることは非常に困難なものとなります。場合により、中途半端な刺激が産毛をしっかりとしたムダ毛に育ててしまう逆転現象(硬毛化)も起こり得ますので、施術すべきかどうかについては予め施術担当者とよくご相談ください。
対応策:事前によくご相談を
通白髪がある部位に対してレーザー照射をした場合、白髪以外の黒いムダ毛に対してのみ脱毛効果が浸透していくということになります。何度レーザーを照射してもメラニン色素を有しないムダ毛にはレーザー光は反応しませんので、白髪を脱毛したいという場合は「絶縁針脱毛(ニードル脱毛)」に対応している医療機関(クリニック)にご相談ください。
「背中脱毛」のほか、「お顔の脱毛」などでも患者さまによっては脱毛効果を届けにくいケースがございます。産毛の色味についても十人十色ですので、「あまり目立つわけではないけれどできればツルツルにしたい」といったケースでは、施術で得られるであろう脱毛効果について「無料カウンセリング」などで予めご相談ください。
産毛が硬毛化してしまった場合、再度照射していくことで最終的にツルツルにするという手段もございますが、この場合は無料の再照射とはならず、施術期間も長く必要になってしまいますので、どちらが良いのかをじっくりとご検討いただければと思います。
ご不安点は「無料カウンセリング」でご相談を♪
当院は、初回ご来院いただいた患者さまに対して「脱毛施術未経験者」という前提でわかるようにレーザー脱毛施術のいろはをご案内しています。医療脱毛には、持続する脱毛効果がある一方で副作用などのリスクもございますので、この点についても責任をもって説明させていただいております。
気になる点やご不安点についてもアットホームな雰囲気の中でご確認していただけますので、どうぞお気軽に「無料カウンセリング」をご活用ください。