医師監修について:当院ウェブサイト(ホームページ)コンテンツは当院の美容皮膚科医、日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、アラガン・ジャパン社ボトックス注入指導医など様々な分野の専門医師による監修のもと運営しております。
近年、TVなどの各メディアが伝えているように「中学生の脱毛施術」が増えてきています。当院でも親御さま同伴で「カウンセリング」にお越しいただくケースや、お母さまとお子さまが一緒に施術をお決めいただくこともあります。施術自体は可能ですが、中学生の時期は「第二次性徴期」という大切な時期であり、体毛の変化においても施術上の影響が生じます。中学生の脱毛施術の注意点をまとめさせていただきますので、体毛の濃さに悩んでいる女子中学生や、娘さまの施術同意に悩んでいるという親御さまはぜひご一読ください。
中学生でも脱毛施術は可能! でも注意点は知っておこう
中学生の患者さまで最も多い疑問が、「私の年齢でもレーザー脱毛施術は受けられるの?」というものです。これについては、物理的にはYESとお答えできます。ただし、中学生の患者さまの場合にはその年齢に応じた特徴や施術条件がございます。こちらを注意深くご確認ください。
「脱毛したい中学生」が知っておくべき2つの注意点
中学生のころは、成長している自分を感じながらも、親や周りからはまだまだ子どもだと見下されてしまうことがあると思います。非常に歯がゆい時期だとは思いますが、法律的にも社会の判断としても、まだ誤った決断をしてしまう可能性が十分にある年齢だと考えられています。このため、金銭の支払い義務などが発生する契約などにおいては、自分一人では決められないものとなっています。
当院でも未成年者の施術希望については慎重に取り扱っており、特に中学生からのご希望についてはよく親御さまとご相談いただくようご案内しています。
施術の実施には、「親権者同意書」が必要!
中学生であっても高校生であっても法律上「未成年者」に該当する場合は、当院では「親権者同意書」をご提示いただくというルールを設けています。これは既定のフォーマットにただ印鑑が押されていれば良いというものではなく、しっかりと親御さまに同意が得られているかをお電話等で確認させていただくケースもあるものです。
このため、中学生のレーザー脱毛施術希望については、大前提としてご家庭内での話し合いが必要になるとお考えください。このようなルールは当院固有のものではなく、クリニックやエステティックサロンでの脱毛施術であれば概ね同様のものとなっています。
第二次性徴期」だと施術後にムダ毛が芽生える可能性が残る
中学生の3年間は「第二次性徴期の中心的な時期」だと言えます。第二次性徴期の開始時期は女子の場合平均的に10歳前後(小学生の高学年)と言われており、個人差があるものの概ね大部分の女子が中学校を卒業するまでに初潮を経験します。このため、中学生の3年間はまさに「子どもから大人への転換期」と捉えることができます。
第二次性徴期については、主に「妊娠が可能になる身体的な変化」とまとめることができますが、この時期は同時に身長などの伸びが最高点に達するタイミングだとも言えます。体毛については、それまで生えていなかった性器やワキなどにも大人の毛が生え始める時期で、体毛全体としても小学生のころには目立たなかった産毛が少し黒く濃くなってくる可能性のある時期です。
そしてこのような変化は、第二次性徴期が終わるまで完全に安定するものではありません。 この関係で、まだ第二次性徴期の途中にある中学生の場合には、レーザー脱毛施術を受けたとしても、また時間が経てばひょっこりと新しいムダ毛が芽生えてしまう可能性があります。どれだけ強力なレーザーを使ったとしても、この時期に完璧なツルピカを作り上げることはできず、一時的にツルピカになったと思えるケースでも、また数ヶ月後や数年後にまだムダ毛を生やしたことのなかった毛穴から「初めてのムダ毛」が生えてくる可能性が残っているのです。
このようなことから、「中学生でのレーザー脱毛施術は一時的な処置になってしまう可能性が高い」という点をよく理解しておきましょう。
中学生で脱毛することの3つのメリット
「中学生で脱毛施術!」と言うと一般的には驚かれるとは思いますが、この時期ならではのメリットも考えられます。当院では、以下の3点を中学生の脱毛施術のメリットとしてご紹介させていただきます。
毛深さコンプレックスを解消できる
脱毛施術を受けたいと思う第一の目的は、「毛深さコンプレックスの解消」だと思います。レーザー脱毛施術では、熱の力で毛根組織を熱変性させますので(一般的には毛根組織を破壊すると言います)、「ムダ毛の再生力」自体を奪うことができます。エステサロンの光脱毛とは決定的に異なっているもので、すぐにムダ毛が復元してしまうというリスクを最大限封じることができます。毛深さコンプレックスを解消するためには最も有効なものですので、術後はムダ毛に関するお悩みやストレスが減り、性格的にも前向きになれる可能性があります。
いじめリスク」を回避できるケースもある
近年、女子中学生の脱毛施術が増え始めている理由のひとつに、「いじめリスク」を回避するというものがあります。社会全体で清潔感を重視する風潮が強まっているため、敏感な子どもたちの中には「毛深いといじめられるかも?」という不安を持っているケースもあります。お母さまの方も、このような子どもたちを取り巻く環境に敏感になっている場合があり、自分の子どもが違和感なく友だちに受け入れられるために、最低限のエチケットとして娘に脱毛施術を施すケースもあります。これについては「正しい」「正しくない」で意見の分かれるところだとは思いますが、実際にレーザー脱毛施術によって「いじめリスク」を回避できる側面はありますので、特に引っ込み思案で元々毛深い体質の娘さまの場合には前向きに検討してみても良いかもしれません。
施術自体はまず無駄にならない
医療機関でお受けいただく「レーザー脱毛施術」は、基本的に脱毛効果が長期的に持続するものです。先にもご紹介したように、「ムダ毛の再生力」自体を奪うことができます。第二次成長期が終わっていないと「また別の毛穴から新たなムダ毛が芽生えてしまう可能性がある」ともご案内していますが、施術の際に見えていたムダ毛でレーザーをしっかりと浸透させた箇所については、その脱毛効果が7割程度持続していくと考えられています。7割程度というのは、「永久脱毛の定義」から予想されるもので、日本の厚生労働省に該当する米国国家機関「米国食品医薬品局(FDA)」の設定している67%以上という数値をベースとして推し量ったものです。
参照) 永久脱毛は本当に永久的? ツルスベ最短ルートの考察!
つまり、たとえ中学生のタイミングであっても施術時に機能不全に陥らせた毛根については、そのまま脱毛効果が長期的に持続していくのです。また別の箇所から生えてきてしまう可能性はぬぐえませんが、施術自体が無駄になってしまうわけではなく、レーザーの照射部位としてはある程度の清潔感が持続していきます。
未来の脱毛施術を減らす効果も?
仮に将来的に再施術をお受けいただくようなケースでも、中学生の頃の脱毛施術が未来の脱毛施術の回数を減らすことに貢献してくれます。「また生えてくるかもしれないんだから今受けても無駄だ…」ということではなく、一定程度の清潔感を捉え、今未来投資しておくという考え方もできます。
とりあえず今のムダ毛お悩みを解消するだけの脱毛効果は十分に期待できますので、現段階でのベストソリューションとして検討してみるのはいかがでしょうか。
保護者同席の「無料カウンセリング」がおススメ♪
当院では、レーザー脱毛施術をご検討中の方や永久脱毛にご興味をお持ちの患者さまに「無料カウンセリング」を実施しています。これは、お一人で受けることができるものですが、特に中学生の場合には「親御さまと一緒にお受けいただくこと」をおススメしています。
改まった場所で一方的に説明を受けると「無理な勧誘をされそうで怖い…」とお感じになるケースもあるかもしれません。当院ではそのような勧誘はいたしませんが、「初めての無料カウンセリング」のようなケースでは、やはり心理的な抵抗となる可能性も否めません。
保護者同伴であればそのような心配も無用になりますし、何より難しそうな説明が出てきてもお母さまの方にしっかりと確認してもらうことができます。また、ご希望があればお母さまとお子さまとが一緒に脱毛施術をお受けいただくことも可能です。
「親権者同意書」はこちらでご確認を
保護者同伴であるにせよ、お一人で「無料カウンセリング」をお受けいただくにせよ、未成年者の場合には必ず親御さまの同意を示す「親権者同意書」が必要になります。当院でご用意しているフォーマットはこちらになりますので、まだ未成年ながら当院での脱毛施術をご検討中の場合は、前もってどのようなものなのかを確認しておくと良いでしょう。
当院の「無料カウンセリング」は、毎回のレーザー脱毛施術と同様にご予約制になっています。ご興味をお持ちの場合、以下のリンクからお願いします。どうぞお気軽にお越しください。